さぁ、旅に出よう。
新型コロナウィルスが終息したらどこかへ行きたい。
そんな希望を抱いている人は多い。それと同じくらいにどうしてあの頃旅に出なかったのだろうと悔やんでいる人も多い。
人生は一度きり。
今さら悔やんでも仕方がない。それがあなたの選んだ決断なのだから。
TwitterやInstagramを拝見していると、このご時世でも世界一周や日本一周へ旅立つ人がいることに正直驚いている。
いつ終わるかわからない自粛生活にほとんどの人が我慢できずにいる。
人々はもう限界なのだ。
大学の頃から、
旅に出たい願望はあったが、
卒業したら普通に就職していた。
何か変わったことがしたいと思いながら、その何かを探し出せず、
悶々と頭を悩ませては職場で同じルーティーンの繰り返し。
そして、会社というものに馴染んでいってしまう。
「会社を辞める・・・・。」
社会人の誰もが一度は通るこの感情。
それは旅とは無縁の思いつきだったように思う。
辞表を出してから、上司の説得が続いた。
入社してから5年。
主任という肩書を手に入れ、
ようやく使い物になった頃の退社は、会社にとっても痛手だったのかもしれない。その時は自分のことしか考えていなかったのかもしれない。
「辞めてからどうするんだ?」
上司は、僕へ最後の質問をしてきた。
僕は笑顔で、
「外国へ行ってきます。セミリタイヤですよ。」
って返答した。
手応えのある人生への渇望・・・。
会社勤めを続けていると、
その言葉は青臭い若者の思い上がりに映ってくる。
周りにいるのは、給料を受け取り、
ボーナスの額に一喜一憂するサラリーマンだった。
そんな決まりきった人生に僕は憤りを感じていた。
その中で生き抜いていくことが、人生に思えてくる。
きっと人生の手応えはその中に潜んでいる。
それがまっとうな会社人間というものだと、
上司や同僚は無言で訴えていた。
きっと青臭い反発だったのだろう。
旅はそんな子どもじみた発想の先にあった。
そう、キッカケはなんだっていい。
旅に出て、人生を一度リセットしたくなった。
海外でテロに遭遇する危険もある。
二度と親の顔が見れなくなるかもしれない。
最低な親不孝だなぁと唇を噛みしめ、
僕は一歩踏み出す勇気を振り絞った。
父の日には、月の土地をプレゼントしてみませんか?
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