「あなたは孤独ですか??」
この問い掛けに、あなただったらどう答えるだろうか?
最近、TVや新聞、雑誌といったあらゆるメディアで「孤独」という言葉が目に付くようになってきた。
同時に増えてきたキーワードがある。
それは、「AI」。「AI」と「孤独」って正反対みたいに聞こえるかもしれないけれど、似て非なるものなのかなと考えたりもした。
僕が「たび×ふぁみりー」と謳っている以上、この「孤独」というキーワードは見過ごせないなと感じた。僕が旅を好きなのも家族が好きなのも、結局は孤独から逃れたい自分が心のどこかに居たからなのかもしれない。
例えば小さなことかもしれないが、こうやってブログを書いているのも誰かに伝えたい半分、自分の存在を誰かに知ってほしいという気持ちが半分見え隠れしているんだろうな。
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日本人特有のものなのか??
孤独という感情は日本人特有のものなのかという一時思っていましたが、そうではないらしい。
イギリスには「孤独担当大臣」というポストがある。
政治は個人の心までも管理しなければならないのかと思うと、暗然たる気持ちになるが、実体として孤独に追い込まれている人が増えているのは間違いない。
イギリスでは実に900万人以上が孤独を感じているという。
ちなみに僕がバックパッカーをしている時は常に孤独と隣合わせの生活をしていたが、不思議と「孤独」という概念は感じなかった。
それよりも、旅が楽しかったのかもしれない。
そもそも孤独ってなんなのか??
孤独・・・
辞書で調べると、頼りになる人がいないこと。ひとりぼっちでさびしいことと出てくる。
僕が思うに、自分が「孤独」だと感じてしまえば「孤独」になってしまうのだ。
どんなに友達がいても、どんなに家族がたくさんいても、「孤独」は誰しもが経験し得る感情なんだと思う。
厳しいことを言うと、「孤独」って思わなきゃいいんだ。
自分が孤独って感じると人間って、それだけで急速に弱くなる。声が小さくなり、外出もしなくなり、自分はダメな奴だと負のスパイラルをどんどん背負いこんでいく。
僕も「孤独」体験者なので、この負のスパイラルから抜け出す方法が非常に難しいということは熟知している。
でも、抜け出す方法は非常に簡単でもあると僕は気付いた。
「孤独」って面白いもので、簡単に孤独になれるが、簡単に孤独から抜け出すこともできる。
方法は、
「一歩踏み出すこと」。できれば環境を変えるのがベストだ。
もうひとつ言えば、ネットを見る時間を減らすこと。
長生きや裕福なことは幸せなことなのか?
AIが人間の仕事を奪っていく時代。
人は何のために生きるのか、何が幸せなのかという不変の課題に正面から向き合わなければならない。
もはや、長生きや裕福さ=幸せではないという事実と向き合うべきだ。
日本は1990年代からひきこもり対策をとっているが、状況は改善されず、社会の閉塞感は増す一方だ。
経済優先の画一的な思考から脱却し、孤独対策ときちんと向き合ってほしいと思う。