お疲れさまです。
今回も留学を予定している方に読んでもらえると幸いだ。
セブでは本当に個性豊かな人々にあってきたのですが、相手の懐まで入り込んでじっくり話ができる人間は数人程度でした。
英語を勉強しに来たのに、僕はこうゆう人との出逢いが本当に楽しかった。
初対面の人との質問はだいたい決まっている。
まず、相手が日本人かどうか確認する質問が先ですね。
僕はよく中国人か台湾人と間違われました。
次に、
「何歳ですか?」
「どこの都道府県ですか?」
「学生ですか?」
と、定番の質問が続く。
だいたいこの3つの質問の回答で、接点がないことをお互い認知し始めると、会話は自然消滅する。
だけど、僕は喰らいついた。
相手の今の心情を察知して、できるだけ会話が長くなりすぎない程度に。。
喰らいつかなくても、似た雰囲気な人はどうやらお互いを引き合わせるようで、
ルームメイトにはまるで運命のように気が合う仲間たちが揃った。
今思えば、それがセブ留学生活での唯一の救いだったのかもしれない。
まず、4人部屋になって驚いたことは全員ベットで「沈没」していたことだ。
「沈没」・・・
それは、現地での生活に浸り過ぎて生気を失っているような状態のこと
部屋は常に扇風機が回りっぱなしで誰かが部屋にいる間は常に運転していた。実は扇風機を回しているお陰で、蚊が寄ってこないのだ。これにはすごく助けられたが、夜は寒くて風邪を引く者もいた。僕もその一人。
後から聞いたのだが、扇風機を回しているのには理由があるのだそうだ。
この部屋にはエアコンも完備していて当然エアコンを使えば涼しくて快適だ。
だが、この語学学校では各部屋の電気代を人数分で割ることになっている。
1週間や2週間程度の短期滞在者にとってはあまり、関係ないかもしれないが半年や一年などの長期滞在者にとっては結構な大金になる。
そして、扇風機だけでは耐えられなくなるとみんなでクーラーが効いている実習室に逃げる。
よく考えたなと思ったが、実際に実践している自分はなんだかやるせなかった。
部屋は2段ベッドが2つあり、僕はちょうど扇風機が比較的当たらない位置の下のベッドだった。
ハンガーとサンダルは以前いた先人の卒業生たちが置いて行ったので自由に使っていいそうだ。僕は服をそんなに持ってきてないし、サンダルも持参したので特に使うことは無かったが、そういう風に丁寧に教えてくれるルームメイトの小さな優しさが身に染みて、今思い出すと目に涙が浮かぶ。
【読んでくれて感謝します】