世界を学ぶ旅

世界を知ると、人生はもっと豊かになる。

映画 芸術

映画って、なぜ2時間も他人の人生を見てしまうのか?映画好きならきっと分かる「映画あるある」

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映画ってなぜ面白い?映画あるあるから考える「世界を知る」楽しさ

映画が好きだ。

……と言うと、なんだか知的な趣味に聞こえる。

「好きな映画は何ですか?」

そう聞かれて、

「『ゴッドファーザー』です」

なんて答えたら、ちょっと賢そうである。

ところが実際のところ、家で映画を観ているときの自分は、そんなに高尚ではない。

ポップコーンを食べながら、

「この主人公、絶対そこ行っちゃダメ!」

「いやいや、後ろ!後ろ!」

「そこで電話に出るな!」

などと、テレビ画面に向かって勝手に指示を出している。

映画とは不思議なものである。

2時間も知らない人たちの人生を覗き見しているのに、なぜか自分のことのように感情移入してしまう。

今回は、そんな映画の魅力をちょっとコミカルに考えてみたい。


映画を観る前は「今日は1本だけ」のはずだった

映画を観よう。

そう思って動画配信サービスを開く。

ここまではいい。

問題は、その後だ。

「何を観ようかな?」

作品一覧を見る。

「これも面白そうだな」

「お、この映画もあるのか」

「あれ?この俳優、最近何してるんだろう」

気がつけば30分経過。

まだ映画は始まっていない。

映画を探すために映画1本分の時間を使っている。

そしてようやく作品を決める。

再生ボタンを押す。

「あ、トイレ行きたい」

……映画鑑賞とは、なかなか忙しい。


映画の主人公は、なぜか危険な場所へ行く

映画を観ていると、どうしても言いたくなることがある。

「そこ行くな!」

ホラー映画なら特にそうだ。

明らかに怪しい地下室。

電気のついていない廊下。

誰もいないはずなのに聞こえる物音。

普通の人なら、

「今日は帰ろう」

となる。

ところが主人公は違う。

「なんだろう?」

行く。

さらに行く。

そして、何かが出てくる。

「キャー!」

いやいや。

こっちは最初から分かっていました。

映画を観ている人間には、なぜか主人公より危機管理能力がある。


映画の中ではスマートフォンが役に立たない

現代の映画では、スマートフォンが登場する。

しかし映画の世界では、なぜかスマートフォンが絶妙なタイミングで使えなくなる。

「圏外」

「バッテリー切れ」

「スマホを落とした」

「電話に出ない」

「なぜか充電器がない」

現実世界なら、

「Googleマップで逃げ道を検索」

「位置情報を送信」

「友達に電話」

「動画を撮影」

など、かなり便利なことができる。

しかし映画では、

主人公のスマートフォンだけ昭和の電話くらい役に立たない。

映画制作陣の皆さん。

もう少しスマホを活用してもいいのではないでしょうか。


映画を観ると「海外に住みたくなる」という危険な病気

海外映画を観ていると、突然こんな気持ちになる。

「海外っていいな……」

ニューヨークの街並み。

パリのカフェ。

ロンドンの古い建物。

スペインの街角。

イタリアの小さな村。

映画の中では、どこも美しい。

そして映画を観終わった瞬間、

「よし、海外に行こう」

と思う。

しかし翌朝。

「寒いな……」

「飛行機高いな……」

「やっぱり家が一番だな……」

となる。

それでもまた映画を観る。

そして再び、

「海外行きたい」

となる。

映画は旅行代理店より強力な旅行勧誘員なのかもしれない。


映画を観ると外国語まで気になってくる

映画の面白いところは、ストーリーだけではない。

「この人、何語を話しているんだろう?」

という興味が生まれる。

英語映画を観て、

「この表現、学校で習った英語と違うな」

と思う。

スペイン映画を観て、

「スペイン語ってこんな響きなんだ」

と思う。

中国映画を観て、

「中国語って思ったより感情が伝わってくるな」

と感じる。

ここから語学沼が始まる。

英語を勉強する。

海外映画を観る。

スペイン語が気になる。

スペイン映画を観る。

今度はイタリア語が気になる。

イタリア映画を観る。

「フランス語も面白そう」

フランス映画を観る。

「……全部勉強するの?」

こうして人間は、いつの間にか語学学習者になる。


「字幕なしで映画を観たい」という目標

英語学習をしている人なら、一度は思う。

「いつか字幕なしで映画を観たい!」

これは非常に素晴らしい目標だ。

ところが実際に字幕を消してみる。

「……。」

主人公:

“I’m gonna……”

「……。」

脳:

「今なんて言った?」

主人公:

“……you know……”

脳:

「知ってる。何を?」

映画:

どんどん話が進む。

脳:

「待って!まだ処理中!」

そして、そっと字幕をオンにする。

安心する。

字幕という名の命綱である。

でも、それでいい。

少しずつ聞き取れるようになればいい。

映画はテストではない。


映画は「世界への窓」になる

映画を観ていると、自分が知らなかった文化に出会うことがある。

食事。

家族。

宗教。

恋愛。

仕事。

学校。

お金。

死生観。

街の風景。

何気ない生活。

本を読むだけでは分からない「その国の空気」が、映画には映っている。

もちろん映画はフィクションだから、その国のすべてを正確に表しているわけではない。

でも、

「この国の人たちは、こんなことを考えるのか」

という入口にはなる。

そして、その入口から、

歴史を調べる。

文化を調べる。

言語を調べる。

地図を見る。

旅行したくなる。

映画1本から、世界への興味がどんどん広がっていく。


「映画を観るだけ」でも人生は少し豊かになる

映画を観たからといって、人生が劇的に変わるわけではない。

仕事の問題が解決するわけでもない。

銀行口座のお金が増えるわけでもない。

明日の予定がなくなるわけでもない。

それでも映画には、不思議な力がある。

自分では経験できない人生を、2時間だけ体験できる。

80歳の老人にもなれる。

宇宙飛行士にもなれる。

探偵にもなれる。

王様にもなれる。

犯罪者にもなれる。

恋人にもなれる。

そして映画が終わると、自分の部屋に戻ってくる。

「……さて、現実に戻るか」

これも映画の面白さだ。

 


映画を観ることは「他人の人生を借りること」

人生は一人分しか生きられない。

だからこそ映画は面白い。

映画の中なら、別の人生を何百回でも経験できる。

アメリカ人にもなれる。

中国人にもなれる。

スペイン人にもなれる。

過去の人にもなれる。

未来の人にもなれる。

そして、その経験が自分の世界を少し広げてくれる。

だから私は映画を、

「暇つぶし」ではなく「人生の追加コンテンツ」

くらいに考えている。

しかも追加料金なしで、感情まで動かされる。

映画、かなりコスパがいい。


AI時代だからこそ、映画はもっと面白くなる

最近はChatGPTのようなAIを使えば、映画を観た後の楽しみ方も増えている。

例えば、

「この映画の舞台になった国の歴史を教えて」

「この映画に登場する文化を解説して」

「主人公の行動を心理学的に分析して」

「劇中で使われた英語表現を10個教えて」

「この映画をきっかけにスペイン語を勉強するなら、どんな表現から覚えればいい?」

なんて質問もできる。

映画を観て終わりではない。

映画 → AI → 歴史 → 文化 → 言語 → 世界

という知的な寄り道ができる。

そして、この寄り道が案外楽しい。


映画は「世界を知るための踏み台」

英語を勉強していると、

「英語を話せるようにならなきゃ」

と考えてしまう。

でも、英語そのものが最終目的ではない。

英語を使って海外映画を見る。

海外の記事を読む。

外国人の考え方を知る。

そして今度は中国語やスペイン語にも興味を持つ。

そうやって世界が少しずつ広がっていく。

だから、

「英語を勉強する」のではなく、「英語を使って世界を遊ぶ」。

そんな考え方もあっていいと思う。

映画は、そのための最高の入口の一つだ。


まとめ:映画を観ているだけなのに、世界が広がっていく

映画を観る。

笑う。

泣く。

怖がる。

怒る。

そして、

「この国ってどんなところなんだろう?」

と思う。

そこから歴史を調べる。

言葉を調べる。

文化を知る。

地図を見る。

いつか実際に行ってみたくなる。

たった2時間の映画が、世界への好奇心につながることがある。

だから私は、映画をただの娯楽だとは思わない。

もちろんポップコーンを食べながらダラダラ観てもいい。

途中で寝てもいい。

字幕を読んでいるうちに眠くなってもいい。

主人公に「そこ行くな!」と叫んでもいい。

それでも映画は、知らない世界をこちら側まで運んできてくれる。

映画とは、家にいながら世界旅行できる、小さなタイムマシンなのかもしれない。

さて、今日はどこの国へ行こうか。

……まずはNetflixを開くところから始めよう。
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