「マーチャンダイザー」とは、商品企画から販売戦略、売上・利益管理までを担う、いわば“売れる仕組み”をつくる仕事。ファッション業界はもちろん、小売業全般において欠かせない存在です。
今回は、そんなMDを目指す方、あるいは実務を学び直したい方に向けて、【実務・戦略・考え方】の3つの切り口からおすすめ書籍を紹介します。
①『マーチャンダイジング入門』(日本マネジメント協会 編)
📚 ジャンル:MDの基礎・体系的理解
🗝 こんな人におすすめ:未経験〜若手MD、職種研究中の方
マーチャンダイザーの役割・思考・業務の流れを丁寧に解説した一冊。売上・粗利・回転率などの数字管理や、品揃え計画、シーズン戦略なども扱っており、まさに“MDの教科書”。小売業全般に応用可能で、業界を問わず読めるのもポイントです。
📝 ブログ的ひと言
「この本を読むと、“MD=感覚ではなくロジック”ということがよく分かります。」
②『ファッションマーチャンダイジングの基本』(渡辺明日香 著)
📚 ジャンル:ファッション業界に特化
🗝 こんな人におすすめ:アパレルMD志望者・バイヤーを目指す方
アパレル業界で実際にMDを行ってきた著者が、ファッション業界特有の季節計画やトレンド分析、市場調査などについて解説。MDとバイヤー、デザイナーの連携や役割の違いなど、実務に近い目線が特徴です。
📝 ブログ的ひと言
「“センスだけでは売れない”というリアルを教えてくれる、ファッション業界志望者必読の一冊。」
③『データで読み解く 売れる仕組みのつくり方』(今西良光 著)
📚 ジャンル:データ活用・戦略構築
🗝 こんな人におすすめ:中級以上のMD・店舗運営者・マーケ担当者
実際のPOSデータや売場分析をもとに、マーチャンダイザーがどう戦略を立てていくかを具体的に紹介。ABC分析や在庫コントロールの考え方など、ロジカルな視点が光る内容です。現場と数字の間に立つMDの思考が学べます。
📝 ブログ的ひと言
「“勘と経験”から“科学と戦略”へ。データを使いこなすMDに近づくための実践書!」
まとめ
書籍タイトル | 主な内容 | レベル |
---|---|---|
マーチャンダイジング入門 | MDの全体像と基本知識 | 初級 |
ファッションマーチャンダイジングの基本 | アパレル業界のMD業務 | 初〜中級 |
売れる仕組みのつくり方 | データに基づく実践的戦略 | 中級以上 |
MDの仕事は、「商品が売れる仕組み」を作る重要なポジション。だからこそ、現場の感覚だけでなく、理論と戦略の理解が不可欠です。今回紹介した本を通して、ぜひ“売れる”をロジックで考える力を養ってみてください。