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【お金の話】金融資産は3つに分けて考えるということを忘れずに

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はじめに

 この記事を書くことになった経緯をお話ししましょう。

インスタグラム・facebook・ツイッター・ブログ・メルマガ・LINE。

どれかひとつは皆さんも利用されていると思います。

時々、怪しいメッセージで「お金が稼げます」という文面を送りつけてくる人がいます。

顔も素性もわからないので、無視してしまうのが無難なのですが、

この話は、あながちすべてが間違っているわけではないのです。

 

資産運用では、金融資産を「生活資金」「ゆとり資金」「残す(増やす)資金」の3つに分けることが大失敗しないためのポイントになります。

頭の中で理解していてもなかなか実行できていない人が多いのではないでしょうか。

 

生活資金

 「生活資金」はおおむね半分の生活費で、住宅ローンがあればその6か月分を加えた額。流動性・換金性を重視して基本は預貯金、または預貯金と似たような特性の金融商品であるMMF(マネーマネージメントファンド)、MRF(マネーリザーブドファンド)などが運用先の候補です。



ゆとり資金

 「ゆとり資金」は10年以内に使うことが決まっているお金のことで、子供の入学金などの教育資金、新車の費用などが該当します。この場合は安全性を重視して国内債券や公社債投信が、リタイア後の生活費の補填目的なら分配型投資信託や年金保険が運用先の候補になります。

 

残す(増やす)資金

 「残す(増やす)」資金は収益性を重視し、株式や海外債券、投資信託などによるポートフォリオ運用が考えられます。

「残す資金」の運用では、「時間」を味方に付けることを考えましょう。じっくりとしたスタンスで投資でき、自分のタイミングでやめることもできるのが個人の強みで、だからこそ長期投資で時間を味方につけるべきなのです。

将来価値が上がりそうなものを考えて、それに投資することが重要です。

 

重要なのは複利効果

 長期投資で重要になるのが、複利効果を味方にするということです。複利運用では元本に生じた利息を元本に組み入れて再投資することで、利息が利息を生んでいくことになります。

たとえば年利1%と5%の金融商品に1000万円投資した場合、25年後には3倍程度まで金額に差がつきます。その差が開く鍵こそ、複利なのです。

 

複利効果を最大限に発揮

 複利効果を最大限に発揮するには、価格変動を小さく抑えること。運用中の価格の「ブレ」が小さいほど複利効果の恩恵を享受しやすいためです。

この価格の「ブレ」を小さくするポイントが、ポートフォリオ運用(分散投資)です。国内外の債券や株式、不動産、金などの商品等、値動きの異なる資産を組み合わせていくわけです。

分散投資と長期投資を組み合わせていくのが、まとまったお金の運用の基本です。

 

ポートフォリオを作成する

 「残す資金」の運用ポートフォリオを作成する際は、投資経験の有無、年齢等を考慮し、基本的な投資スタンスを決めた上で、目標とする年間の収益率に見合った資産の組み合わせ比率を決定。その上で個別の商品を選択していくことになります。

外国株式は新興国中心とし、外国債券は先進国中心に。そして、通貨配分は円、ドル、ユーロのバランスに留意することがポートフォリオ作成の基本です。最近では暗号資産を含める人も増えてきましたね。

 

まとめ

 ポートフォリオは、その時々に応じてメンテナンスをする必要があります。リターンを向上させるために初心者でも知っておきたのがリバランスで、一定期間ごとに金融商品の比率を元に戻します。

年に1回はリバランスを行いながら、長期投資で「残す資金」を築いていきましょう。

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五十嵐慶太
1月22日生まれ
2014年~ グリーンふぁみりー運営
2017年1月25日より世界一周へ。
2019年5月~ Webクリエイター兼起業サポーター
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