はじめに
団塊世代が殺到しているというマレーシアでの資産運用について調べてみました。マレーシアでの運用はベストではないが、超低金利の日本に置いておくよりはベストな策であるだろう。
年利3%で資金運用が可能
まず、出入国が自由にできる10年間有効なマレーシア・マイセカンドホーム・プログラム(通称MM2H)という外国人を対象とした「長期滞在ビザ」を取得する。
そうすると、現地の銀行に預金口座を開設することが可能となり、1年で高い金利は4.3%という金利で資産運用できる。
世界的に超低金利が進む中にあって3%以上の金利で安定運用できる国は他にはないだろう。
外貨での運用になるため為替リスクは伴うが、いまのところマレーシアは資源国で目先は石油収入などが減少しているが、政治経済は安定しており、マレーシア通貨のリンギットが暴落するとは考えにくい。
実際に運用している人は??
実際に運用している人は一般のサラリーマンというよりも、ベンチャー企業経営者、弁護士、公認会計士、医師など世間的にも高額所得者が多いようだ。
変動の大きい金融市場の中で、少しでも手持ち資産を増やそうとして運用先を検討している。
日本以外にも申請が多いアジアの国は中国、バングラディシュ、韓国、台湾などで、中でも中国人富裕層の取得が急増している。
長期滞在ビザの取得要件
現在、外国人が長期滞在できるこのビザを取得するためには、一定の保有財産と、安定した収入が求められる。
つまり、お金持ちでなければこのビザは取得できないということか・・・・。
「50歳以上の場合」(1リンギット=30円で計算)
①35万リンギット(約1155万円以上)の預貯金・有価証券など
②毎月1万リンギット(約33万円以上)の収入が必要
「50歳未満の場合」
①50万リンギット(約1650万円以上)の預貯金・有価証券など
②毎月1万リンギット(約33万円以上)の収入が必要
これに加えて、定期預金口座の開設も義務付けられる。
これらを踏まえてもわかるように、
老後の余剰資産で運用するのがベストのようだ。
ロングステイ希望国 1位
日本人が海外に長期滞在することを目的に設立されたロングステイ財団の調べでは、ロングステイしてみたい国に2006年から毎年、マレーシアが1位となっている。
2010年から格安航空(LCC)のエアアジアXが羽田発のクアラルンプール便を片道1~2万円という低運賃で毎日飛ばしている。
物価が高いハワイやオーストラリアと違ってマレーシアは物価が低いことも人気がある要因だろう。
待ち伏せる国税庁
この手の儲け話には必ず裏がある。
長期滞在ビザを使って金利を稼ごうと思う人が日本の居住者のままで運用すると、日本に持ち帰った段階で、利子に対してほかの所得と合わせて総合課税が必要になる。そう、最後の砦「国税庁」だ。
まぁ、すべてが悪い話ではないのでやってみる価値はありそうですよ。
●本日のオススメ
予約時に使えるpaypayポイントがもらえるので、かなりのお得感!!
●本日のオススメ
とりあえずマレーシアへ行って現地を体験してみることも大切。
⇩ ⇩ ⇩
●本日の気になるニュース
セミリタイヤを希望している方は一度読んでみることをオススメします。