はじめに
施設管理という仕事柄、興味があり調べてみた。僕は電気関係はそれほど詳しくは無いので、とにかく調べて勉強するしかないのです。
意外なことだが、家庭用の消費電力量に占める照明器具のウエイトは、冷蔵庫と同等でエアコンに次いで多い。
次世代の照明として注目されてきた「LED」と「有機EL」。省電力及び環境面からも期待されている。
発光効率
「LED」の発光効率は白熱電球の2倍強の160ルーメンパワーポット。直管蛍光灯をすでに追い抜き、他の照明と比べてもダントツの発光効率だ。
「有機EL」照明の開発を進めるコニカミノルタによると、有機ELの発光効率も60ルーメンパワーポットだそうだ。
省エネ性能
省エネ性能では、まだ蛍光灯が勝っているのだ。しかし、蛍光灯の発光効率がほぼ到達点に達しているのに対し、「LED」や「有機EL」は今後の技術開発で発光効率がまだまだ向上する可能性がある。
2020年には、LEDや有機ELなどの「固体照明」が、照明全体の約100%を占める勢いだ。
そもそもLEDとは何なのか??
LED(Light Emitting Diode) は、「発光ダイオード」と呼ばれる半導体のこと。1993年に明るい青色LEDが開発されたことから照明としての可能性が注目されるようになってきた。
そして、有機ELとは何なのか??
有機EL(Electro-Luminescence)は、有機物に電圧をかけると有機物自体が発行する現象をいう。すでにその原理を薄型テレビに応用した有機ELテレビが商品化されている。
LEDの魅力
- 寿命が4万時間と長い
- 小型軽量で衝撃にも強い
- 応答速度が速く点滅性能に優れる
- 可視光以外の照射がないので、色あせなどの心配がない
有機ELの魅力
- ライト自体が薄く軽くて、曲げられる
- 面で光り、まぶしくはない
- 放熱性が良く、紫外線も出さない
有機ELは、フィルム状のベースに有機物を薄く塗布するシンプルな構造。
壁に張れば窓のように壁を光らせることができるし、柱に巻いて光るポスターとしても応用可能。
軽く場所を取らない特徴を生かして、スペースの限られるクルマや航空機の照明としても期待されている。
まとめ
「LED」は、急進的な普及率で一般家庭にも活用されるようになってきた。長寿命の蛍光灯なので、廃蛍光管の処分量を大幅に減らすことができる。
一方、「有機EL」は製造・加工の難しさからか出遅れた感があるが、身近なところではapple社の「apple Watch」に有機ELが活用されている。小さく薄い素材のため、こちらも環境保全に大きく貢献できる。
どちらも、まったくタイプの異なる照明であるが、ぼくらの生活の質を向上し、さらには環境問題にも役立っている。
余談ですが、新型コロナウイルスが流行って外に出れない時は自宅で栄養を補給して、ゆっくり休むことをオススメします。余計なことを考えても仕方ないので。。