どうも。
コオロギせんべいも食べたことがある、けーたです。
2020年度版の農業白書を見てみると、「みどりの食料システム戦略」、「植物新品種の海外流出対策」、「新型コロナウイルス感染症による影響と対応」が取り上げられていた。中でも僕が注目したのは、
食料(フード)と技術(テクノロジー)を融合させた「フードテック」だ。テクノロジーの造語は暗号資産でも有名なフィンテックが有名だが、フードテックは意外と知られていない。
実は世界の投資額は既に2兆円を超えており、健康や環境志向の新市場を構築している。現に関連株も値上がりしているので要注目。
フードテックの例
代替肉
肉の代わりに大豆由来の植物性タンパク質などを使った加工食品を指す。タンパク質の需要は世界的にも増加しているので、低カロリーで高タンパクな代替肉はおすすめ。コンビニやハンバーガチェーン店で販売されている。
私も食べたことはあるが、思ったよりも肉の食感に近く違和感はない。
昆虫食
代表的なのは無印食品と徳島大学が連携して開発した「コオロギせんべい」です。これはコオロギをパウダー状に練り込んであります。味はエビせんべいに似ていて美味しいです。
牛や豚に比べてタンパク室が高いのが特徴で、温室効果ガスの排出量も少なく環境負荷が低いといわれています。
完全食
1食で必要な栄養がすべて採れてしまうというまさに魔法の食べ物です。そんなものあるのかと耳を疑いたくなりますが、パンやパスタ、お菓子などですでに世間に流通しています。メリットとしてコスパが良く、全粒粉をベースとしてる点です。余計な添加物をつかっていないので体に優しいのです。
調理ロボット
フードテック市場はすでに世界的に競争も激化しており、人工食だけでなくAIを使った無人栽培など多岐に渡ります。中国のレストランでも調理無人、受付無人、清掃無人と完全にロボットだけのレストランが存在します。
個人的には人の手で作ってくれるからこそ美味しさも伝わると思うのですが、何とも言えない時代になってしまいましたね。
深刻な食糧不足に備えて
日本にいるとまったく想像できないと思いますが世界的な視野でみるとものすごい勢いで人口は増加しており将来的には深刻な食糧不足となります。
なぜかというと答えはたくさんあるのですが、地球温暖化もその一つでしょうし農家の担い手不足もあります。消費期限が切れた食材の廃棄も目立ちます。
新型コロナで話題となったフードロスという言葉も忘れてはいけません。
さて、このような現状で僕らには一体何ができるのでしょうか。
当たり前に食べている食事。
今一度考えてみませんか??
フードテック関連株
〇伊藤園(2593)
ローバル・オープンイノベーション・プログラム「Food Tech Studio – Bites!」に参画しています。他にもハウス食品グループ本社、カゴメ、ニチレイなど。フードロスや廃プラ問題に取り組んでいます。
〇日本ハム(2282)
大豆を用いた家庭向け植物肉の新ブランド「NatuMeat(ナチュミート)」を立ち上げており、既に大豆ミートの商品を販売しています。健康志向が高い女性に人気が高いそうです。
〇ニッタ(5186)
言葉で伝えるより目で見た方が早い。この動画ご確認を。