仕事を辞めると失業保険の続きなどでハローワークを利用することになる。
そして、職を失ったことにより日頃できなかった部屋の掃除や身辺整理をし始める。だが、どんなにじっくりと丁寧に清掃をして車の洗車までしたとしても2週間もあればすべて完了する。
次第にやることもなくなってくる。
朝起きて、ふと天井を見上げて今日は何をしようかと考える。
天気が良いから今まで行ったことの無い山にでも登りに行こうか。
新しいカフェでも開拓に行こうか。
何か資格試験の勉強でもしようか。
家でまったりと読書でもしようか。
やりたいことは頭を過ぎるが、パソコンでブログを書いたり筋トレをしたりして、ルーティーンでほぼ一日が終了していく。
ある日、一人で山登りへと出掛けてみた。
とあるご年配の方に声を掛けられ、無職になって登山を始めましたと打ち明けた。すると、その方は、
「人生迷う時の方が多い」
「たまには寄り道をして、好きなことをやるのもいいんじゃないか」
「山小屋で働いてもいいし」
と。
山登りをしている人は肯定的な思考をお持ちの方が多いように感じる。
そんなに焦ってどこへ行くのかと言わんばかりに落ち着いた人々。
山登りではなくても一日家でぼんやりとしていてもいいわけで。
確かに生きていくうえで仕事をしなければ収入もないのでお金を得ることはできない。だけど、仕事をすることによって大切な時間を失っていないかと考えてしまうことがある。
時間を提供してお金を稼ぐことが仕事なのだから仕方がないし、
ひとりひとり仕事に対する価値観もあると思う。
この記事を読んでいる人に伝えたいことは「仕事」を嫌いにならないでほしいということだ。
一度、仕事でミスをして叱られたり、自分の意見が反映されなかったりすると自分の存在意義を見失ってしまう。
そうすると、仕事が嫌になりはじめて何をするにも気力が湧いてこなくなる。この負の連鎖が続くと、「退職」という二文字が浮かんでくる。
だけど、仕事は楽しいこともある。
だから「好きなことを仕事にした方がいいよ」と言っている人は本当に楽しそうに仕事をしていることがわかる。
日曜日の夜にサザエさんを見ながら月曜日の仕事に行きたくないとは決して言わない。さて、あなたはどうだろうか。
仕事を楽しめているだろうか??
楽しい部分は必ずあるはずなので、自分で探してみよう。
念のために例を挙げておく
- 同僚と何気なく会話している時間が楽しい
- 顧客に感謝される瞬間が楽しい
- 新しい企画を考えている時が楽しい
- みんなと同じ目標へ向かっていることが楽しい
- 仕事の効率化を考えるのが楽しい