どうも。
競争社会から逃げたくて逃避行ばかり続けている、けーたです。
生きていれば涙が枯れるほどの悲しいことや目を覆い隠したくなるような辛いことも山ほどあります。高い壁にぶち当たると、這い上がろうとしたくなる人もいますが、最近では諦める人が多いそうです。
興味が無いことをやっても身に付かないし、面白くないものです。
ということで、人生を悟りたくなる山へ行ってきました。
前回の様子
巻機山名物「犬の手形」
調べても公式的なモノではないのかなと思い、名称がわかりませんでいたが8合目を過ぎると森林限界が姿を現します。この写真でハートを逆さにしたように見える部分に丸い点が上に3つ。
見えましたか?
時期により見える時と見えない時があるようですが、まさに「犬の手形」です。自然は面白いなぁと改めて思います。
森林限界とは
森林限界は環境によって高木が育たずに森林を形成することができない境界線のことです。適度な気温と・湿度・水分・日光が得られず森林が育たない、そんな環境です。
そして、この限界を突破してもなお生息する植物を高山植物を呼びます。
まるで見たことの無いような植物は、まさに火星などの異世界にでも足を踏み入れたような心境です。
9合目を抜けたその先は・・・
ニセ巻機山と呼ばれる9合目で一時的に山頂の雰囲気を感じることができます。そして、さらに奥へと果てしなく道が続く天竺への道。
この上にいよいよ念願の山頂があるのですが、ところどころ万年雪があり吹く風は心地が良い。雲一つ無い青空は僕の汚れた心を浄化させてくれているようだった。
着いた。その瞬間みんなが一斉にカメラを構えた。
カメラを持たない人間まで両手でカメラフレームを作り、撮っている風なポーズを取っていた。地上の気温からは約10度くらい違うだろうか。それでも照り付ける日差しは暑く、帽子が無いとしのげない程だ。
夢にまで見た山頂の景色
景色は息を飲むほどに綺麗だったのだが、一行は疲れ果て食欲もままならない。だが、心地よい風に揺られて次第に生気を取り戻していた。
それにしても空気が本当にうまい。
風が少々あるのと、トンボの大群がいるのでバーナーを使うのを戸惑ったが無事にお湯も湧かすことができカップラーメンを食べることができた。
青空には青いパッケージのシーフードが良く似合う。
実は山頂からさらに二手の新たなるコースが出現する。写真は牛ヶ岳へと続く道だ。まるで天竺へと続く山道で山の稜線をひたすら歩く為、見晴らしはすごくいい。
僕らも少しだけ足を進めてみた。すると、赤い血の池のようなものが見えてくる。おそらく下の地盤が赤土なので赤く見えるのだろう。池の中に手を突っ込んだ人がいたが、ちょっと温い様な冷たさだという。なんだ、この謎解き。
ある程度登ると大量に積まれた石積みがある。
よくこの高さになるまで積んだものだと感心しつつ、僕らもひとつずつ小石を積む。願い事が叶うと信じながら積むと願いも叶うという。